2023年4Qアルファベット決算
ポートフォリオの2割程度を占めるアルファベット(GOOGL)の決算が発表。朝起きてアフターマーケットをみると−7%と下落しているのであまり良くないのかと思いましたが詳細を見てみると期待が高いだけでそんなに悪くない決算かなと。
ということでIR資料を引用して確認。
売上・EPS
4Qでの売上は+13%の863億ドル!
AI時代なのでアルファベット自体の売上がどうなるのか多少心配もありましたがまだなんとか2桁成長をしていますね。EPSも1.64ということで+56%となっています。
通年での売上は+9%と厳しいようですがEPSは+27%とまだ上昇しています
売上高、トラフィック獲得コスト(TAC)、従業員数
グーグル検索はいまだに成長しているんですね、チャットGPTなど利用している私は検索数の推移がどうなるか気になっていました。
youtubeの売り上げは順調に成長しているようです!
また従業員が7千人程度減少しているにも関わらず、売上・利益とも成長しているのでジェミニ時代(AI活用)に向けて生産性の向上ができていると思いたい。
キャッシュフロー
キャッシュフローは表がでかいので、ポイントだけ。
2022年4Q | 2023年4Q | 2022年通期 | 2023年通期 | |
営業CF | 23,614 | 18,915 | 91,495 | 101,746 |
投資CF | (6,227) | (6,167) | (20,298) | (27,063) |
財務CF | (17,629) | (19,308) | (69,757) | (72,093) |
4Qの営業CFは減少しているようですが、通年では1000億ドルを超える+11%のキャッシュを叩き出しています。投資CFと比較して稼ぐ営業CFは脅威的だといつも思っています!
財務のCFでは大部分を自社株買いに当てていますので株主還元に積極的なところもGOOD☺️
CEOとCFOコメント
CEO、スンダー・ピチャイ氏は次のように述べています。
検索の継続的な強さと、YouTubeおよびクラウドからの成長する貢献に満足しています。これらはすでに、私たちのAIへの投資とイノベーションから恩恵を受けています。
ジェミニ時代に入るにあたり、最高のものがまだ来ていない。
CFO兼プレジデント及び最高投資責任者、ルース・ポラット氏は次のように述べています。
2023年を非常に強い第4四半期の財務成績で締めくくりました。第4四半期の連結収益は860億ドルで、前年比13%増加しました。成長機会を支援するための投資とともに、コスト基盤を持続的に再設計する作業に引き続き取り組んでいます。
ジェミニ時代にまだ最高のものが来ていないということなので、今後成長すると勝手に理解しています!株価はアフターで下落していますが今後もクラウドサービスやAI時代のリーダーとして期待したいところです。
しかし、ここ数年は意外とアフターマーケットで下落多い気がしますw
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