アップル2023年第4四半期決算分析
ジャジーK
アップルの2023年度第4四半期の売上高は895億ドルで、微減ながら市場予想を上回りました。
しかし、全体の収益が前年比で減少したこと、特に中華圏での売上が予想を下回ったことは、地政学的な緊張や経済政策の変化に敏感なテクノロジー業界の不確実性を反映しています。
アップルの第四四半期の評価は株価が下落したので市場は落胆したと思いますが私はアップルの底力はこれからじゃないかと考えています。
主要指標
- 売上高:前年同期比 0.7%減の 895.0 億ドル(市場予想は 893.5 億ドル)
- 純利益:前年同期比 11%増の 229.6 億ドル
- 1株あたり利益:1.46 ドル(市場予想は 1.39 ドル)
ジャジーK
成長は鈍化しつつも予想は超えていますね!ただ1株利益は2桁増なのはさすがです。自社株買い等が効いていると思います。
製品別売上
- iPhone:前年比2.8%増の438.1億ドルで、市場予想を上回る。
ここでの成長はアップルの堅調なブランド力と製品革新の継続を示しています。消費者の高いブランド忠誠心と新製品への好奇心が、継続的な売上高を支えています。 - Mac:年比34%減の76.1億ドルで、市場予想を大きく下回る。
この部門での大幅な減収は、競争の激化と市場の飽和が進行していることを示唆しており、アップルがイノベーションを通じて市場のリーダーシップを維持するための新たな戦略が求められるでしょう。 - サービス:前年同期比 16%増の 223.1 億ドルで、市場予想は 213.7 億ドルと上回っています。
過去最高の売上を更新し、定期的な収益源としての位置づけを強化しています。
地域別売上
- 中華圏: 前年比2.5%減の150.8億ドルで、市場予想の170.1億ドルを下回る。
米中の対立で心配された中国でのうりあげですが思ったよりは軽度だったんだと思います。
CEOとCFOのコメント
- ティム・クックCEOは、ホリデーシーズンに向けての最強の製品ラインナップを強調し、カーボンニュートラルなApple Watchモデルの導入を含む環境への取り組みを述べる。
- ルカ・マエストリCFOは、長期的な成長計画への投資継続を確認し、四半期で約250億ドルを株主に還元したことを報告。
株主還元
- 配当: 1株当たり0.24ドルの四半期配当が発表されました。
ジャジー K
来年にはVR・AR端末のアップルビジョンプロも販売されるので今後の動向から目が離せません!ちなみ私は毎週アップル株を少額ですが積み立てているアップル株信者です。
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