アファームCEOへのQ&A
こんにちは!なぎパパです。ワシントンポスト紙に投資先であるアファーム(AFRM)へのQ&Aが掲載されていたので本日まとめておきたいと思います。
宝くじ銘柄のアファーム
実は収益化が赤でも購入している特別な思い入れのある銘柄がアファーム。私の投資ポートフォリオの中でもアファームとパランティアなど数銘柄は赤字かつ営業CFがマイナスでも投資すると決断しています。
その理由としてペイパル出身のマックス・レブチンは、動画やら記事やらで推測すると非常に聡明で信用できると判断したからです。
クレジットカード業界に攻め込む姿勢が破壊的チャレンジャーであると勝手に信じて少額をドルコスト平均方でコツコツと投資しようと決断しました。1万円程度の投資なので投資金額が全額パーになっても大したダメージはないと腹を括っています。(こういうのを投機というんでしょうね)
アファームについて
ニューヨーク発 – アファームは2012年に設立された米国最大級の “Buy Now, Pay Later “企業であり、米国に拠点を置く唯一の “Buy Now, Pay Later “企業として株式公開されている企業です。
日本では似たようなサービスにPaidyがありますね
アファーム社の株価は、インフレの高騰で「後払い」サービスの将来性を疑う投資家が増え、今年に入ってから8割近く下落した。今週、同社は来年の収益見通しをアナリストの予想より悪化させ、株価を再び下げた。
創業者のMax Levchin氏は、1998年にPayPalの立ち上げに貢献したチームの一員である。レフチン氏は最近、AP通信の取材に応じ、アファームの借り手の健康状態や、増え続ける競合他社について語った。インタビューは、長さとわかりやすさのために編集されています。
マックスレブチンへのQ&A
アファームへの1つ目の質問
Q: 決算で注目すべきは、アファームの利用率が高まっていることです。顧客は平均して3件のローンを抱えており2件から増加しています。なぜ、この頻度が上がっているのでしょうか?
A:アンメット・ニーズに応え、お客様のロイヤリティを高めていることがよくわかると思います。現在では、ShopifyやAmazonに加え、約60%のECショップでご利用いただけるようになりました。
アファームは、一度使うと何度でも使ってもらえるということが分かっています。この数字は今後も伸びていくと思います。
アファームへの2つ目の質問
Q:インフレで消費者の経済的ストレスが高まっているとの指摘があります。借り手にどのような影響を及ぼしているのか?
A:潜在的な景気後退の前兆のようなものとは言いませんが、過去11年間と同じような順風満帆な状態とは言えません。信用度の低い人たちの間でストレスが見られ、そういう人たちは大変な思いをし始めている。
アファームへの3つ目の質問
Q:では、融資を行う能力に影響があるのでしょうか?
A:全くありません。私たちはより保守的なアプローチをとっていますが、融資をしていないわけではありません。
借り手のキャッシュフローを推定し、例えば借り手が頭金を多く支払えば、仮に融資を行うことも可能です。一方、従来はアンダーライティングに無関心だった競合他社の多くがブレーキを踏み始めています。
彼らは、成長が重要であるため安すぎる値段はつけず喜んでローンを引き受けるというビジネスモデルを構築していました。
そのような企業は、成長を非常に積極的に抑制し始めています。そこで私たちは彼らからマーケットシェアを奪い、より良いローンを引き受け顧客により良い体験を提供しようとしているのです。
クレジットカードとは違い、消費者に手数料0という融資も可能なアファームはコストメリットから拡大が期待できそうですね!
アファームへの4つ目の質問
Q: 今すぐ購入、後で支払う業界では、アップルを筆頭に新たな競合他社が出現しています。このことは御社のビジネスにどのような影響を与えているのでしょうか?
A: 決算でご覧いただけるように、そういった新規参入の影響はあまりありません。また、お客様の利用頻度も増えており、誰にとっても成長の余地は十分にあると思います。
マックスCEOの自信に満ち溢れるコメント素敵です。
まとめ
本日のまとめのコメントです。
日本にいるとなかなか把握しにくい海外のCEOの言葉なので非常に短いインタビューでも参考になりますね。
アファームの利用率が高まっている(リピートでの売上が期待できる)
アマゾンやショッピファイをはじめとしたEC事業者との提携による差別化でさらに利用率が高まっている。
消費者の経済的ストレス
まだ大きな減速はなさそうだが、信用度の低い人たちの間でストレスが見られ、そういう人たちは大変な思いをし始めている。リセッションの兆候?
マーケットシェアを奪っている
競合他社がローンを渋り出しているが、アファームは寧ろチャンスとして他社から顧客を奪う方向で取り組んでいる。消費者からは選ばれやすくなるのは間違いなさそうです。
BNPL競合他社の影響はない
アップルやスクエアにペイパルなど超強力なライバルたちが出現していますが大きな影響は今のところないみたいですね。今は市場自体が拡大しているということでしょうか。
さて、ペイパルの創業者でもあり複数の企業をエグジットしている凄腕経営者。イーロンマスクとピーターティールの同僚でもある彼のパフォーマンスに今後も目が離せません!
最終的にはデジタルバンキングを目指すと思いますがアファーム偉大な企業になって将来この積立が報われることを期待したい
ではでは
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