米国株バブルを生き残る企業の3つの共通点
私の投資先の1つにルミナー・テクノロジーという車載向けのLidarのベンチャーがあります。その会社のカンファレンス・コールを翻訳して読んでいたところCFOと思われる方の参考になる内容があったのでブログでご紹介したいと思います。
Luminar経営者の言葉:生き残る上場企業の共通点
この2年間の株式市場、特に新技術を取り巻く環境は20年ほど前のドットコムバブルとドットコムの崩壊を思い起こさせます。この時期、多くの企業が上場しましたが、その多くは上場企業として存続できないようなものでした。
2020年から始まるSPACによるIPOブームのことを言っているんでしょうね!抜け道上場と言われていました。ただルミナーもSPACだったようなw
そして、バブルが崩壊すると、勝ち組と負け組に分かれることになります。
そして、バブル崩壊後に上場した多くの企業は、最終的に消滅してしまいました。そして、生き残った企業には3つの共通点がありました。
- 1つ目は、短期的な収益機会を確実に得ていたこと。
- 2つ目は、その収益機会を実行し、実現するための適切なチームを持っていたこと。
- 3つ目は、その収益機会を達成するためのバランスシートと手持ち資金があったこと。
言われてみれば、当たり前のような気もしますが・・
1つ目は、景気が悪くなったとしても急激に成長するマーケットとその機会があると翻訳しても良さそうですね。2つ目と3つ目は当たり前のような気もしますが不景気になればなるほど能力の高い人材のチーム力が大事であり、収益機会に投資できる強固な財務基盤は競争でも有利に働きそうです
現在の米国市場は割高感も薄れてますが、やはりSPACが上場しまくっていた段階で米国株のIPOバブルだったんだな〜と振り返ると思いますね。
訳のわからない銘柄がSPAC上場をしていましたので・・
米国のCFOがネットバブルのようだというのは肝に銘じておきたいです。
参考:ルミナーはどうなのか
そのルミナー・テクノロジーのCFOはSPAC上場をした自社をどのように言っているかも記載があったのでこちらに追記しておきます。
今日、Luminarを見ると、手元にある量産賞品から短期的な収益機会を得ることができ、年末には量産準備に入ることができます。チームもリソースも整っていますし、先ほどもお話ししたように、多くのことが実現できています。
そして3つ目は、最も重要なことですが、手元に現金があり、さらに健全なクッションがあるため、今後数年で黒字化できると考えています。
残念ながら、私の個人的な意見ですが、ここ数年で株式公開した企業の多くが、このような状況にあります。そのすべてが生き残れるかどうかはわかりません。しかし、Luminarでは、生き残るだけでなく、努力するつもりです。
これからくるリセッションにて耐えられない会社が出てくるということを意味しているのでしょうかね。投資家としてはちょっと怖いですが覚悟して市場と向き合いたいと思います。
ちなみにルミナーの社長は自社株をポケットマネーで買い戻してますし、ルミナー自体も自社株買いをしているので企業価値に比べて自社株は安いと考えているのかも知れませんね
私はちょこちょこ買おうかな・・・
コメント