米国株の下落時に覚えておきたいこと

投資のヒント
なぎパパ
なぎパパ

こんにちは、なぎパパです!

2022年5月19日マーケット

  • S&P500:3,900.79 / -22.89 (-0.58%)
  • Dow 30:31,253.13 / -236.94 (-0.75%)
  • Nasdaq:11,388.50 / -29.66 (-0.26%)
  • なぎパパ:150,053,932-1,935,544 (-1.27%) ※単位(円)

なぎパパ・ファンドは米国主要3指標にも大きく劣後して着地。アップルやアルファベット、マスターカードにコカコーラとコア銘柄がメタメタにやられていました!

GAFAは割高な金額が昨年から続いていたので仕方ないとは思いますが毎日のように売られると少し寂しい物です。

とはいえ、企業収益には何の問題もないと考えていますのでしっかりと事業を保有していきたいと考えています。

株価下落の振り返り

まずは2022年の年初来の株価推移状況を確認。

ナスダック・ダウ・S&Pの株価を振り返ると以下のグラフの通り。

年初来グラフ

米国3指標とも下落

  • ナスダック総合指数:-28.07%
  • ダウ平均株価:-14.57%
  • S&P500:-18.68%

どれも2021年の株価上昇基調では信じられないような調整局面または弱気が続いています。20%下落でベア相場となるのでナスダックは既にベア相場入り。

S&P500もあと2%で無事ベアマーケット入りとなります、ダウはこの3指標では粘り強い株価の下落なんですね・・ナスダックの半分程度のダメージしかないとは・・・

米国株下落の要因分析

米国株の下落要因その1:金利上昇

米国株がなぜ2022年に下落してしまっているのかという理由の1つとして以下のことが考えられる。

2022年現在の米国株はインフレが続いており、このインフレを退治するためにFRB(連邦準備理事会)が金利を上げて(これを引き締めと言う)高すぎるインフレに対処しようとしている。

ただ、金利を上げることは株価にはネガティブ要因
※金利を上げると理論株価を押し下げる効果があるため(詳細はDCF法をググってください)

金利を3月・5月と上げて、今後も継続的に上げていくことが決まっているので株価は下落していると考えられます。

米国株の下落要因その2:高すぎる株価収益率

米国株の下落がなぜ起こっているのかに対する2つ目の理由は次のことがある。

S&P500の時系列グラフを見て欲しいのですが、実はこの数年間はコロナ禍による金融緩和(金利を下げてお金をばら撒くこと)で異常な株価(割高な株価)となっていたことがわかります。

S&P500の時系列グラフ(2022年5月20日時点)

現在のS&P500の株価収益率(PER)は19.7とだいぶ下がっています。実は歴史的データは以下の通り

  • 平均PER:15.97
  • 中央値(PER):14.89

今でもまだ平均・中央値よりも高い水準にありましたが、金利が0と低いため株価が上昇していただけだと推察されます。今後は徐々に金利を引き上げていくため企業の業績による評価へ移行していき平均値近くまでS&P500のPERも落ち着くんじゃないかと思われます。

簡単にいえば、「金融緩和で下駄を履いていたけどその魔法はお終い」という意味です。

株価下落時にはどう対応するのか

日本人は株式投資を始める際にあまり勉強せずに始める人が多いと聞きます。実は下落している最中に下落対応を考えて、実施できることは少ないと思います。

株式相場から一旦退場して景気動向を探って、よくなったら再度市場に戻るということができれば投資家は皆それをやればいいんでしょうが、これがなかなか難しい。

結論を述べると、下落時に関しては

何もしない or 相場を忘れる!

ただし、トレーディングではなく、なぎパパが想定しているのはインデックス投資または個別株への長期投資を想定していますのでそれ以外の投資方法の方は参考になりませんのでご注意。

資本主義は拡大再生産を要求する仕組み

タイトルが難しいかもしれませんが、我々が生きる資本主義社会は経済成長を常に要求する仕組みで動いています。生産性を高めて効率化・イノベーションなど各自の生活を振り返ってもそうなっていると思います。

もっと簡単に理解するには、下記アメリカ株式市場のグラフで200年間の株価を確認してください。

色々な経済的危機や戦争などを乗り越えて米国株は成長している。これは資本主義が拡大再生産を要求する仕組みだからなのです。S&P500の一株あたりの利益(EPS)も200年間上がり続けています。

そして、今後も電気自動車やメタバース・宇宙への展開など成長は止まらないと考えられます。

なので長期的に見れば株式市場の下落は必ずあることですし、投資家は利益を出している優良企業またはインデックス投資を継続していれば、必ず資産形成ができることは歴史的データからは疑いようがない事実です。

以上は、さまざまな書籍で伝説的な投資家たち(ウォーレン・バフェットやピーターリンチ)が何度も語っていることです。

米国株が下落してなぎパパも辛いな〜と思うこともありますが上記事実を頭に入れているので今回の株式市場の下落も必ず終わりが来て、また株価上昇がやってくることを確信しています。

信じられない人は株式投資は向いてないのでやめて、他の投資に取り組んだほうがいいのかな〜とも思います。

参考

米国株の下落時について色々意見を書きましたが書籍や動画など参考になるものをこちらに掲載しておきますので投資に向き合う方は知見を貯めてはどうでしょうか?

動画:ピーターリンチ

動画:チャーリーマンガー

動画:ウォーレン・バフェット


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