米国の高配当株戦略はどうなのか
長期投資を実践していると必ず高配当について考える時があるのですが、最近インフレ懸念でマーケットが不安定のため高配当株へのトライを考えるのか再燃しています。
なぎパパの投資戦略はそもそも成長株への投資で圧倒的な資産形成を狙っており、事実アップルやGoogleのような会社への長期投資によって億を超える資産を作ることができました。
すでに労働による年収を毎年超えるパフォーマンスを叩き出しています。
しかし、株が好きすぎて購入時に注意はするものの、オーナーシップが強すぎて業績のいい株を売却するのが本当に嫌いです。業績が悪くても経営者が気にいった会社については売却しません。
投資家は損切りが必要と言いますが私はほとんど実施しません、それ以上に購入する銘柄に注意をしているからです。ただ、Fireが目の前に近づいてきて思うのは株式を売却しなければ何のために株式投資で資産を構築してきたのかがわからないなと思い始めています。
上記のようなこともあり売却しなくてもいい「配当株」について投資すべきかどうかを再考しています。
ジェレミー・シーゲルの配当再投資戦略
長期投資家のバイブルでもある(?)「株式投資の未来」は3回ぐらい読んでいるため、今のトレンド銘柄よりも、配当をきっちり払って割高でない硬い銘柄への長期投資が報われやすいということは十分理解しています。
事実コカコーラやジョンソン&ジョンソンは配当を考えて投資し、それなりの成果を出すことができました。
それなりと書いたのは、私が10年以上前から投資したアップルやGoogle、そしてビザ・マスターカードのパフォーマンスには足元にも及ばないパフォーマンスだからです。この4銘柄の10年間のパフォーマンスを見てみてくださいw
現代でもそもそもジェレミーシーゲル先生の戦略が適切なのかどうかは分かりませんが、私の頭にはバフェットやシーゲルのようなバリューを重視した投資方法は正しいと信じている考え方があります。
ただ、シーゲルも配当をしっかりと支払う優良銘柄と自社株買いを実施する会社は同様の効果ができるということは「株式投資の未来」にも記載されていました。
じゃあ、自社株買い銘柄でいいじゃないかとも考えているのですが配当金だけで生活できるようにもなりたいという目標も何故かうっすらと頭に浮かんでくる。
※贅沢な悩みと自分ではわかっているのですが。
配当金は企業による利益の取り崩し
配当金は企業の資本配分の1つですが、簡単にいうとタイトルの通り利益を企業が取り崩して新しい投資先ではなく株主へ返してくれているということ。
成熟した企業の経営者が取る方法としては適切ですね。
それだけにそういった事業への投資が正しいのかに悩んでしまいます!売却益を狙っていないのであれば配当だけをみて投資先を決めてもいいのですが・・・
バリュー株から成長株へ投資スタンスを変更すると成熟した企業への投資が間違っているように感じてしまいます。
シーゲルの本でも退屈な銘柄や注目のない銘柄こそが長期的には高いパフォーマンスを叩き出すというデータも理解はできますが、ここまで書いてやはり自分には高配当だからいいというのはなかなか難しいかもしれないと思ってきました(何のこっちゃ)
高配当戦略より自社株買い銘柄を買っていく戦略
ここまで、何も考えずにツラツラと書いていましたがやはり事業・経営者を大事にして投資するのが好きなので配当を重視という単純な考えではな、できるだけキャッシュを稼いでいる会社への投資を優先していきたいと思う。
とはいえ、決算書だけを信じるのも怖いので株主還元に積極的な銘柄を自社株買いの面で評価したい。参考に2021年のデータがありました。
2021年自社株買いトップ20

アップルやGoogleはやはり配当はしていませんがとてつもない金額を自社株買いに充てていますね。ビザ・マスターカードもランキングに登場しています。
しかも世界的にブランドのある会社が多い印象です。
このリストにあるような会社(アップルやグーグルなど)を買っていく方が自分にはやはりフィットしていると感じてしまいます。
高配当や高配当ETFもどうかな〜と思いつつ、このブログを書きながら自分には自社株買いをする株主思いの優良銘柄じゃなきゃダメだなと気づきました(笑)
投資は何が正解というのは人それぞれなので最もフィットしたやり方がいいんでしょうね。
今後も運用方針に従って淡々と継続することにしよう
結局変化のない感じですが投資哲学はブレないな・・・アッビィ(ABBV)なんてすごい気になったんですが諦めよう〜っと。
ではでは
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