現在の米国株相場に対するシーゲルの考え

投資のヒント

現在の米国株相場に対するシーゲルの考え

年初で20ポイント以上ダウも下げている米国市場。ここ2日は反発していますがこんな時こそ尊敬する知識人の考えを参考にするのも価値があると思います。

私の尊敬するペンシルべニア大教授であるジェレミーシーゲル先生の2022年10月4日の記事を翻訳したものを掲載したいと思います。

市場はインフレに打ち勝つので、長期的にはまだ株式に賭けるべきである

ジェレミー・シーゲル教授によれば、ウォール街では「失われた10年」という声が高まっているが、これは根拠のないことだという。

シーゲル教授は、株式市場は今後インフレを差し引いても年率6%のリターンが期待できると考えている。

なぎパパ
なぎパパ

インフレを差し引いても年率6%のリターンが期待できるというのは心強いですね

「もし、あなたが長期投資家なら、今、絶対に買うべきだ。長期的な価値としては、絶対に素晴らしいものだと思う」と、シーゲル教授は語った。


スタンレー・ドラッケンミラーからレイ・ダリオまで、ウォール街では、2000年代半ばや1970年代のような、リターンがほぼ横ばいの「失われた10年」に株式市場が突入しようとしている、と考える声が高まっている。

数十年来の高水準のインフレ、ロシアとの地政学的緊張の高まり、世界の通貨市場の急激な変動などを考慮すれば、彼らの懸念はもっともである。しかし、ジェレミー・シーゲル教授は、金曜日に行われたCNBCのインタビューによると、これらの意見は根拠がなく株式市場は今後も健全なリターンが期待できると考えている。

なぎパパ
なぎパパ

シーゲル先生はあくまで株式市場に強気ですね!

ダウやS&P500が(今後10年間)横ばいであるという意見には全く反対だ」とSiegelは言い、現在の株式市場価格には大きな価値があると主張する。

収益の16倍といえば、たとえそれが不況によって切り捨てられたとしても、絶対に素晴らしい価値があると思う」とシーゲル氏は言い、短期的には「何が起こるかわからない…」と認めている。

もっと下がる可能性は?

もちろん、短期的には。弱気相場では、もっと下がっている」。


短期的には、投資家の関心は、インフレ率の低下を目指すFRBが金利をどうするかということにますます集まっている。

シーゲル氏は、FRBは遅行する経済指標よりも、現在の市場データに注目した方が良いと考えている。


FRBは前向きにならざるを得ない。住宅市場、賃貸市場、商品市場など、市場で何が起こっているかを見なければならない」とシーゲル氏は言い、ここ数週間から数ヶ月の価格下落を引き合いに出した。

しかし、シーゲルが現在見ている株価の価値を考えると、このような不確実性は最終的には長期投資家にとって大きなチャンスになる。

まとめ

シーゲル先生はSP500などインデックスも長期で見れば割安だと考えており、今後の株式相場についても停滞はないと言う考え方ですね。もちろん短期的には金利の影響を大きく受けることは認めています。

アメリカの株式市場は長期的には、資本主義のルールに則り、拡大再生産して成長していくことは私も信じています!シーゲルやバフェット、それにピーターリンチなど賢人たちは下落時にこそ株式を拾っていき大きな富を得たと思いますので、私も偉大な投資家を真似てコツコツ積み立てていきたいと思います!

長期投資家にとっては稀に見る買い場であると信じましょう!
(でも、私は一括投資ではなく時間分散で買いますが・・)

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