6月の急落を恐れる投資家
こんにちは、なぎパパです。
バロンズニュースで気になる経済ニュースを見かけたのでブログネタとして掲載したいと思います。
ここ数日は米国株価指数は上昇していますが、JPモルガンやテスラといったエグゼクティブなCEOは予想以上に経済状況は悪化していると指摘しています。
バロンズ引用
悪材料が目白押し
今年の6月は違う。どこを見ても2月の最も灰色がかった数週間のように、暗い雰囲気に包まれている。その不吉な予感は、企業側で最もひどくなっているようだ。
金融大手JPモルガン・チェース<JPM>のジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は先週、ハリケーンに備えよと警告した。
電気自動車(EV)メーカーのテスラ<TSLA>のイーロン・マスクCEOは、ロイター通信が入手した電子メールの中で、経済について「とてつもなく悪い印象」を持っていることを告白。そうした思いがマスク氏に、テスラの10%の人員削減が必要と思わせたのかもしれない。
(中略)
JPモルガンやテスラのような資金調達を市場に依存していない企業でさえ、自社の株価低迷の影響を感じるかもしれない。
セバスチャン・マラビー氏が著した米連邦準備制度理事会(FRB)元議⻑の伝記「グリーンスパン 何でも知っている男」によれば、この考え方はアラン・グリーンスパン元FRB議⻑が数十年前に仮説を立てたものだという。
JPモルガンとテスラのトップ経営者たち(同時に自社の株式を大量に保有している個人株主でもある)は、自社の株価が高値から25%と43%それぞれ下落したことで、当然のことながらご機嫌とはいかないかもしれない。
どうでしょう、JPモルガンのジェイミーダイモンは「ハリケーンに備えろ」と厳しい口調です。米国でハリケーンというのは災害の中でも危険な部類だと思いますので、金融サービスを提供している超大企業のトップの発言は軽いものではないと私は認識しました。
しかし、ハリケーンに備えろという根拠となるデータが一体何なのかが記事中にはないのでそこまで記載して欲しかったと考えています。
指標データ
経済の予測は誰にもわからないから意味がないというバフェットやピーターリンチの考え方になぎパパは染まっているのですが、ブログを書くにあたり経済指標を参考に考えることは一種の楽しみでもあります。
株価収益率(PER)
まずは基本中の基本株価収益率(PER)。米国3指標は以下の通りです。
- S&P500:21.7
- ダウ:18.7
- ナスダック:20.4
この数値自体は、市場が割高でバブルが破裂して暴落するといった意味合いのデータではなさそうですね!
ミシガン大学消費者態度指数
私も勉強中でモーニングサテライトで知った経済指標。米国の消費者マインドをこちらのデータで知ることができるようですね。FRBのサイトに時系列グラフもあります。
ミシガン大学消費者態度指数:65.2
この時系列グラフで見ると、2020年の年末に株価が急落した時よりも低い消費者マインドの数値となっています。やはり米国のインフレが加速てしているためマインドは悪化してリセッション状態になっているのでしょうか?
ミシガン大学消費者態度指数では経済悪化の兆候が既に数値で読み取れますね
アメリカ 10年債券利回り
そして超重要指標の米国10年債権利回りはというと・・・
アメリカ 10年 債券利回り:3.03%
一旦3%から下がりましたが上昇していますね。これは円安も止まらない理由ですかね〜
まとめ
金利や株価収益率を見るとバブルのような割高な過熱感はないと考えられますが、消費者マインドがインフレにより下がっていることはデータで確認できますね。
イーロンマスクやジェイミーダイモンの発言から商品の売れ行き等は悪化してリセッションが始まるのでしょうか・・
投資戦略としては石油などコモディティが良いと専門家は言いますが、私はエアビーアンドビー(ABNB)など次世代の独占銘柄に投資を少しずつしていこうと考えています。
多少の下落はありますがやはりテクノロジーが世界を変えていくと考えているからです。
ただ、リスクヘッジとしてMETA/RPRX などPERが10倍台の割安だと思われる銘柄へもコツコツ投資して資産形成を進めたいと思います。
株式投資は長期で取り組めば、歴史的に複利効果で増大は間違いないと信じて!
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